アトピー肌はターンオーバーが早い?

アトピー性皮膚炎患者は、通常よりも肌のターンオーバー(肌細胞が作られて最後は古い角質となって剥がれているサイクル)が早くなっているという疑いがあります。身体の中でなんらかの原因で代謝異常が発生し、それによって免疫異常が引き起こされて免疫が過剰に反応してしまうことにより、皮膚のターンオーバーが促進されているのではないかという疑いがあるのです。

皮膚病の一つに乾癬という症状があり、乾癬は皮膚のターンオーバーが劇的に進行してしまうことで皮膚の発疹とともに角質がポロポロと剥がれていく症状ですが、アトピー性皮膚炎患者もなんらかの原因でターンオーバーが進行してしまい、皮膚のバリア機能が破綻して、そこからアレルゲンが進入し、アトピーが悪化している可能性があるといわれています。ターンオーバーが異常に進行して角質が剥がれていってしまう状態の肌では、ニキビや吹き出物は起こりようがありません。

アトピー性皮膚炎患者の合併症の一つに「白内障」という症状があります。白内障は眼球の水晶体を構成するたんぱく質が濁ってくる症状で、その白内障は糖尿病患者に多くみられる症状です。糖尿病患者が糖代謝の異常が発生することで白内障を引き起こしているように、アトピー性皮膚炎患者も身体になんらかの代謝異常が起こっている可能性があります。