汗疹(あせも)とアトピー性皮膚炎の関係「症状・原因・治療方法」

アトピー性皮膚炎に似た症状の一つに汗疹(かんしん)があります。

一般に「あせも」とよばれ、乳幼児期やたくさん汗をかく夏季に引き起こされやすい皮膚疾患です。どんな人でも一度はかかったことがあるのではないでしょうか。

今回の記事は、あせもとアトピーの違いを解説していきます。

汗疹、あせもとは?

あせもは、発汗時に小水疱や小丘疹が出現する皮膚症状です。軽度の場合では痒みはほとんどありませんが、症状が強い場合は湿疹をともない、痒みや赤みがでてきます。

あせもは体温調節がうまくいかない乳幼児期や体質的に皮膚が弱い人に発生しやすい傾向があります。また、成人になっても高温多湿の夏季に引き起こされやすい傾向があります。

あせもの原因とは?

汗をたくさんかいた時に汗管が閉塞し、汗が皮膚の外に出ずに汗管外(皮膚内)に漏出して発症するのが原因だといわれています。皮膚の浅い所では主に水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)という痒みのない水疱ができやすく、皮膚の深い所では主に紅色汗疹(こうしょくかんしん)といわれる湿疹をともなう丘疹ができます。(湿疹を併発すると痒みや赤みがでます)。

あせもの治療法

あせもに対しては基本的に治療は必要なく、皮膚を清潔にこころがけていれば2~3日で完治します。ただし、湿疹をともなう赤みや痒みがあるあせもも場合は弱いステロイド外用薬を使用することがあります。皮膚をかいてしまって症状がひどくなった場合は早めに皮膚科を受診しましょう。

あせもの予防と対策

あせもの予防や治療のために以下のような事柄に注意しましょう。

  • 綿素材100%などの汗の吸湿性が良い生地の衣服を着るようにする。
  • 女性の場合、特に夏場はきつい下着を着ないようにする。
  • ファンデーションで毛穴がふさがれることがあるため、たくさん汗をかくときは事前に化粧を落としましょう。
  • 汗をかいたらシャワーを浴び、できるだけ皮膚を清潔にします。
  • 外出先では、タオルやウェットティッシュでこまめに汗を拭きましょう。
  • 夜寝るときはエアコンをつけて寝る、扇風機をつけて寝るなどの工夫が必要です。
  • あせもができても皮膚をかいたり、こすったりしないようにする。(症状が悪化します)。