食品添加物がアトピーの悪化原因?「アレルギー」と食品添加物の危険性

アトピー性皮膚炎は食品内に含まれる「食品添加物」によっても悪化することがあります。

アトピー体質・アレルギーの人では、身体に合わない異物が入ると極端に反応してしまう傾向があり、早期に原因を特定して、可能な限り原因物質を避ける配慮が必要です。

食品添加物について

食品添加物とは?

食品添加物とは、品質安定、品質向上、味覚向上、見た目の向上、製造加工、栄養強化などのために使用されるもので、保存料、酸化防止剤、乳化剤、甘味料、着色料、香料などが該当します。食品添加物は1000種を越える種類があります。

食品加工や品質安定、品質向上などのために様々な食品添加物が次々と開発されましたが、従来から長年使用されてきた天然添加物と違って化学的に合成された添加物が登場し食品に混ぜられるようになりました。そこで、食品衛生法が制定されて食品と食品添加物を明確に区別して管理されるようになりました。

一般的な食生活では一日あたり何十種類の食品添加物を摂取しているといわれ、現代においては食品添加物なしに食生活をおくることは困難なことだといわれます。特に加工食品を食べる機会が増えている現代的な食生活においては、食品添加物の摂取が増加傾向にあるといえます。

食品添加物が使用される目的

  • 品質安定、腐敗防止のための添加物。(保存料、酸化防止剤など)
  • 品質向上のための添加物。(乳化料、増粘剤、安定剤、ゲル化剤など)
  • 食品を作るための添加物。(発酵に必要な酵素、膨張剤など)
  • 見た目を良くするための添加物。(着色料、発色剤、漂白剤など)
  • 味の向上のための添加物。(香料、甘味料など)
  • 栄養強化のための添加物。(ビタミン、ミネラル、食品栄養成分など)

食品添加物の見分け方

食品の原材料を表記してある欄に使用されている原材料と添加物が表示されています。そこに、化学的な名前があったり、香料、酸味料、甘味料、酸化防止剤などと表記されているものは食品添加物だと考えて間違いありません。また、使用量の多い順に表記されているため、先に出てくるほど添加物の配合量が多いということになります。

多くの商品では原材料と食品添加物が同時に表示されており、明確に区別されていないことがほとんどです。ただし、一部の親切な商品では「食品添加物として○○○を配合しています」などのような表記があります。

食品添加物とアレルギー、アトピー性皮膚炎

食品添加物は身体に悪い?

食品添加物は、従来から長年使用されていた天然の添加物であれば毒性の心配をする必要はないと思います。ただし、化学的に合成された食品添加物については注意が必要で、検査機関によって毒性がきわめて低く、使用量を厳守すれば問題ないとされたものだけが食品添加物として使用が許可されているのですが、人によってはアレルギーを起こすこともあります。

多くの人にとっては食品添加物に対して過剰に心配する必要はないと思われますが、アレルギー体質の人では注意が必要です。また、アレルギー症状が出ない人でも、食品添加物を長年摂取することで悪影響が起こる可能性もあります。そのため、できるだけ食品添加物の摂取量を減らす工夫(例えば、加工食品を減らすなど)が必要です。

アレルギーを引き起こす可能性がある食品添加物

以下は、アレルギーを引き起こす主な食品添加物です。

着色料

食用青色1号(青色1号、ブリリアントブルーFCF)、食用青色2号(青色2号、インジゴカルミン)、食用赤色2号(赤色3号、アマランス)、食用赤色3号(赤色3号、エリスロシン)、食用赤色104号(赤色104号、フロキシン)、食用赤色105号(赤色105号、ローズベンガル)、食用赤色106号(赤色106号、アシッドレッド)、食用黄色4号(黄色4号、タートラジン)、食用黄色5号(黄色5号、サンセットイエローFCF)、食用緑色3号(緑色3号、ファストグリーンFCF)

着色料は、見た目を向上させるために使用されます。主に、清涼飲料水、お菓子、かまぼこ、漬物、ハム、ソーセージなどに利用されます。

酸化防止剤

EDTAナトリウム(エチレンジアミン四酢産ナトリウム)、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)

酸化防止剤は酸化を防ぐ目的で多くは加工食品に使用されます。主に、缶詰、瓶詰、食用油脂、バターなどに利用されます。

甘味料・香料

サッカリン(溶性サッカリン、サッカリンNa)、アスパルテーム、イソチオシアン酸アリル(一括名「香料」)

甘味料や香料は甘味や香りの向上を目的として使用されます。主に、清涼飲料水、菓子、漬物、冷菓、佃煮、ガムなどに利用されます。

アレルギーやアトピーを予防するには?

基本はアレルギーと原因となる物質を摂取しないようにすることです。原因と早く特定するために、食品の原材料欄をチェックするようにしましょう。また、病院においてはアレルギー検査という方法もありますが、アレルギーの原因物質が特定できないことも多いです。