洗顔後は何もつけない方がいい?

一般的に、洗顔後には失った水分や油分を補うために化粧水やクリームなどを使用したほうが良いといわれます。

ただし、化粧品には肌の本来の環境を悪化させてしまうこともあるため、洗顔後に特に乾燥しない場合は何もつけないほうが良い場合もあります。

化粧品と肌荒れについて

化粧品に配合されるパラベンが肌への刺激になる?

パラベンとは、パラオキシ安息香酸エステルの略称で、広い菌種に対して静菌作用を示し、化粧品では防腐剤として製品が腐らないように添加されます。パラベンは優れた防腐・抗菌効果があるのですが、人によってはごくまれに肌への負担となったり、接触性皮膚炎やアレルギーなどの原因になることがあるといわれます。

パラベンが常在菌の繁殖を抑制する

皮膚には常在菌が存在し、肌を弱酸性に保って健康な肌を維持しています。そのため、パラベンのような抗菌や防腐効果がある成分が配合された化粧品を使用すると、必要な菌の繁殖まで抑えられてしまう可能性があります。

アレルギー、接触性皮膚炎

パラベンは優れた防腐・抗菌効果がありますが、人によってはまれに接触性皮膚炎を起こすことがあります。ただし、パラベンでアレルギーを起こすケースはごくまれです。

環境ホルモン作用の疑い

パラベンは環境ホルモンの一種であるアルキルフェノールと似た性質を持っているため、環境ホルモン作用を持つのではないかという疑いがあります。

近年では、パラベンの中でも皮膚への刺激性が少ないメチルパラベンが用いられることが多くなっています。また、パラベンは化粧品に配合する場合には「表示指定成分」として表示が義務付けられています。

化粧品に配合されるエタノールが乾燥をまねく

化粧品にはアルコール成分のエタノールが配合されていることが多く、主に以下のような理由から用いられます。

エタノールの作用

  • 化粧品の配合成分どうしを馴染ませる作用がある。
  • 余分な皮脂を取り除く作用がある。
  • 肌を引き締める収れん作用がある。
  • 濃度が高くなるほど高い殺菌効果を有します。

様々な理由から配合されることが多いエタノールですが、皮脂を取り除く作用や水分を蒸発させる働きがあるため、乾燥しやすい部分にエタノールを使用するとより一層カサカサになってしまうことがあります。

また、エタノールには殺菌成分があり、肌の悪い細菌だけではなく必要な細菌まで殺菌してしまうため、肌の常在菌のバランスが乱れて肌荒れを起こす可能性もあります。

さらに、エタノールのような殺菌成分には肌細胞にダメージを与えてしまうことがあります。そのため、近年では「アルコールフリー」など表記してエタノールを配合しない化粧品が増えています。

エタノールは特に「さっぱりタイプ」の化粧品に多く含まれます。顔全体につけるのではなく、脂っぽさが気になる部分にのみ使用しましょう。

化粧品によって肌が怠けてしまう?

肌は元々自己回復力を有し、洗顔後には失った水分や油分を素早く回復させる能力を持っています。洗顔後に乾燥するからといって化粧水や美容液などに頼っていると肌の回復力が弱くなってしまう可能性があるといわれます。

特に、アンチエイジング効果の高い成分が含まれている高価な化粧品は、皮膚の自己回復力を低下させて肌が怠けてしまう原因になるようです。週に一度は、洗顔後に何もつけない日をつくると良いといわれます。