【乾燥肌・アトピー肌】合成界面活性剤の危険性とは?

近年、石けんや洗顔料、ボディソープ、シャンプーなどに含まれる「合成界面活性剤」によってアトピー、湿疹、手荒れ、かぶれなどの皮膚炎を引き起こしてしまうケースが増えています。

特に、肌が弱い敏感肌の人やアトピー肌の人は、洗浄剤にも注意をしなければいけません。

界面活性剤と合成界面活性剤

界面活性剤とは?

界面活性剤は簡単に言うと水と油を乳化させる成分で、洗剤としては油汚れを落としやすくするために配合されます。肌の皮脂汚れでも、水だけでは落ちにくいですが、界面活性剤を配合することで水と皮脂が混ざり合い、汚れが落ちやすくなるメリットがあります。

合成界面活性剤とは?

合成界面活性剤とは、界面活性剤を化学的に合成した成分で、洗浄力を高めるためや製造コストを下げるために近年使用されることが多くなっています。ただし、化学合成された成分であるため肌に合わない場合も多く、特に敏感肌の人では接触性の皮膚炎を起こすこともよくあります。

合成界面活性剤の危険性は?

合成界面活性剤の危険性は以下のようなものがあるといわれています。

たんぱく質を変性させる毒性をもつ

合成界面活性剤はたんぱく質を変性させる作用をもつといわれています。そのため、合成界面活性剤が皮膚に浸透すると肌細胞にダメージを与える可能性があります。慢性的な湿疹や手荒れなどは、合成界面活性剤による影響である可能性があります。

皮膚深部への浸透性が高い

合成界面活性剤は、皮膚への浸透率が高く、ウサギを使った動物実験ではウサギの皮膚に合成界面活性剤の塗布すると、そのうち約0.53%が血液に吸収されたという結果もあります。人の皮膚は角質や皮脂膜で保護されていますが、合成界面活性剤は皮脂膜や角質層などのバリアを破って皮膚内に進入してきます。

皮膚内の残留性が高い

合成界面活性剤は、肌への残留性も高いといわれています。洗剤で洗っても通常のすすぎでは皮膚内に残った合成界面活性剤すべてを洗い流すことはできません。

洗剤によっては、洗った後も肌のヌルヌル感が残ってしまうようなものがありますが、洗剤には様々な成分が配合されており、いくら十分にすすいだとしても肌に残ってしまうことがあるのです。

無添加石けんは合成界面活性剤が無配合

敏感肌などの肌が弱い人は、合成界面活性剤が配合されていない無添加石けん(純石鹸)を使用したほうがよいと思います。脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムが97%以上配合されたものを無添加石けん(純石鹸)と呼び、それらは界面活性剤ではありますが、合成界面活性剤のような毒性はありません。