乾燥肌やアトピー肌は無添加石鹸が良い?

アトピー性皮膚炎のような敏感肌ではバリア機能が弱いため、体を洗う際に刺激が強い洗浄剤を使用すると肌へ負担になってしまうことがあります。

ただし、アトピー性皮膚炎は常に体を清潔にしておく必要があるため、きちんと体を洗う必要がありますが、その際はできるだけボディソープや洗顔フォームなどよりも肌への負担が少ない石鹸(特に無添加石鹸)を使用することをおすすめします。

無添加洗顔石けんと洗顔フォーム・ボディソープの違い

石鹸の成分

一般的な石鹸は主に「脂肪酸ナトリウム」や「脂肪酸カリウム」を原料として作られており、商品によっては乳化剤や香料や色素も適量配合されています。

通常、固形石けんというと多くの人は主に脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムを原料とした石鹸を使用していると思います。(無添加石鹸を使用していなければ、乳化剤や香料が含まれていることが多いです)。

原料に石ケン素地と表記されていれば「脂肪酸ナトリウム」、カリ石ケン素地と表記されていれば脂肪酸カリウムが原料です。

無添加石鹸の成分

無添加石鹸(純石鹸)とは、「脂肪酸ナトリウム」や「脂肪酸カリウム」だけで作られており、合成界面活性剤、香料、防腐剤などの添加物を一切含まないものをいいます。合成界面活性剤などを添加してないため必要以上に皮脂や水分を奪うことはなく、肌への負担が少ないのが特長です。

脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムから作られる無添加石鹸は、排水によって河川に流れても環境汚染の心配がないところも特長の一つです。

洗顔フォーム、ボディソープの成分

洗顔フォームやボディソープは、水と合成ポリマーなどをベースに、多くは合成界面活性剤(水と油を乳化させる成分)や防腐剤などが配合されています。普通の洗顔料であれば合成界面活性剤は数%~10%ほど、メイク落とし用であればさらに多く配合されているといわれ、水がベースであるため防腐剤などの添加物も多くなります。

合成界面活性剤が含まれると、確かに皮脂汚れや古い角質は落ちやすくなるのですが、皮脂や古い角質を奪う反面、肌への刺激が強くなり、肌が弱い人では負担が大きくなります。洗顔フォームやボディソープは水分が多いことや、グリセリンなどの潤い成分が含まれているため、洗っている際に肌がつっぱるような感覚はありませんが、実際は必要以上に皮脂を奪って肌を乾燥させている可能性があるのです。

合成界面活性剤や防腐剤などが排水によって河川に流れれば環境破壊につながる可能性があるといわれています。

アトピー性皮膚炎をもつ人は石鹸が理想的

石鹸は泡立ちがよくないからという理由で、石鹸よりも洗顔フォームやボディソープを使用する人が多いですが、石鹸でも泡立てネットを使用すればたくさんの泡を簡単に作ることができます。

また、石鹸で洗った後に「肌がつっぱる」という意見が多いですが、それは石鹸のアルカリ成分が肌表面の汚れを溶かした後、カルシウム石鹸の膜を張って肌を保護し、そのカルシウム石鹸の膜が肌のつっぱり感の原因であるため、皮脂のとりすぎで肌につっぱり感を感じるのではありません。

アトピー性皮膚炎は、皮脂や角質層のバリア機能が弱いことが原因の一つである可能性があります。そのため、体を洗うものは可能な限り負担が少ないもの(無添加石鹸など)を使用することが理想です。