鍼・お灸はアトピー性皮膚炎の改善効果がある?

アトピー性皮膚炎の民間療法として鍼治療、灸(きゅう)・ツボ指圧などの東洋医学を用いた方法があります。

この方法は、体の各機能のバランスが乱れていることからアトピー性皮膚炎が悪化しているとして、それを東洋医学の方法によって整えていくという考えに基づきます。

アトピー治療における鍼治療、灸・ツボ指圧について

ツボ指圧の健康効果

ツボ指圧は、主に中国医学の概念で、体表の特定の部位を指圧することで、それに反応する部分の血流を促して各組織、各器官に働きかけ、体調の調整や症状の緩和をはかるものです。

ツボ指圧には、自律神経に作用して免疫バランスを整える働きがあるとされており、継続的に治療することでアトピー性皮膚炎にもはっきりとした効果が現れるかもしれません。

鍼治療の健康効果

鍼治療(はりちりょう)とは、主に中国医学の概念で、専用の鍼(針)を用いて皮膚や筋肉、ツボといわれる部分などを刺激することにより生理状態を変化させ、疾病の症状を緩和するとされる民間療法です。

全身の体質を整えるのに有効とされ、アトピー性皮膚炎においても一定の効果があるとされています。ただし、鍼治療などの神経系統を刺激する方法においては、場合によって好転反応が起きやすく、一時的に症状の悪化を招くことがあります。

灸の健康効果

灸(きゅう)は、主に中国医学の概念で、ツボと呼ばれる特定の部位に対し温熱刺激を与えることによって生理状態を変化させ、疾病を治癒すると考えられている伝統的な代替医療、民間療法です。

自律神経などに作用して内分泌に影響を与えることが確認されており、白血球を増加させて免疫機能を亢進させる作用があることが認められています。

鍼治療、灸、ツボ指圧などの方法では、はっきりと効果が現れにくく、特に炎症が起こっている部分を直接改善する効果は得られません。湿疹がある場合は必ずステロイド外用薬などによってしっかりと炎症をしずめ、鍼治療、灸、ツボ刺激などは補助的に行いましょう。