【アトピー】喫煙・タバコはアトピー性皮膚炎の悪化原因?

アトピー性皮膚炎は喫煙によって悪化する傾向があるといわれています。タバコとアトピーの因果関係ははっきりとはわかっていない部分が多いのですが、実際に「タバコを吸うようになってアトピーが悪化した」、「たばこをやめたらアトピーがでなくなった」というような経験もよくききます。

健康に与える悪い印象により、アトピー患者に禁煙を促す医師も少なくありません。

喫煙による肌への影響

喫煙は活性酸素を発生させ、体を酸化させる

たばこを吸うと、活性酸素が大量に発生して細胞の老化を促進させます。肌細胞も活性酸素の影響を少なからず受けることになり、肌細胞の再生も鈍化することにつながります。アトピー性皮膚炎のような敏感肌では、肌の再生力が弱いため、喫煙によって悪化することが考えられます。

タバコによって体内が酸化する

健康的な人では体内は弱アルカリ性で肌表面は弱酸性に保たれています。喫煙者の場合は、たばこを吸うことで血管が収縮して血流が悪くなり、体内が弱アルカリ性から弱酸性へと傾きます。すると、体内と皮膚表面のpH値のバランスが乱れ、細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

タバコの煙そのものがアトピー悪化因子となる

たばこの煙には各種有害物質が含まれており、それが皮膚表面に作用して痒みや炎症を引き起こし、アトピー症状を悪化させてしまうこともあるようです。非喫煙者の場合でもタバコの煙をできるだけ避けるようにし、煙に接触した場合でも軽く水洗いするなどのスキンケアが有効とされています。

喫煙によってビオチンが不足する

ビオチンとは、糖、たんぱく質、脂質の代謝に関与し、皮膚の健康を維持するビタミンです。不足すると、特に肌荒れを引き起こすようになります。喫煙は、このビオチンを不足させる大きな要因になるといわれています。タバコの煙に含まれる有害物質を解毒する際にビオチンが消費され、ビオチン不足をまねく可能性があるとされます。

そして、喫煙者だけではなく、受動喫煙によっても影響があるため、家族内に喫煙者がいるとビオチン不足を引き起こしている傾向があります。