ストレスはアトピー悪化原因?「イライラ」とアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎はストレス・イライラによって再発、悪化することがあるといわれています。

ストレスは、自律神経を乱すことや、炎症をもたらす伝達物質の発生を促したりするので、アトピーが悪化して治りにくい時は、できるだけその要因は無くさなければいけません。

アトピーとストレスについて

身体的ストレスよりも精神的ストレスで悪化しやすい?

ストレスは大きく分けて不安や悩みなどの「精神的ストレス」と、労働や疲労などの「身体的ストレス」がに大別できますが、アトピー性皮膚炎では悪化因子として精神的ストレスが大きく影響するといわれています。

精神的ストレスにおいても「イライラタイプ」や「落ち込みタイプ」など心理的な影響は様々ですが、いずれにしても精神的なストレスは症状を悪化させる原因だとして一般的に広く認識されています。

実際には、季節の変わり目や新学期が始まる時期、人間関係で悩んでいた時期などの精神的な負担が多い時期に悪化しやすい傾向があるといわれています。

なぜ精神的ストレスを感じると症状が悪化するのか?

ストレスを感じると、ストレスに備えるために防御反応として免疫システムが余計に働きます。その反動としてアトピーの症状も悪化すると考えられます。アトピー性皮膚炎はアレルギーとの関連が指摘されており、アトピーもアレルギーと同じように免疫の過剰反応が原因の一つであると考えられます。

ただし、ストレスはアトピー悪化原因の一つであり、ストレスそのものがアトピー症状の原因ではありません。アトピー性皮膚炎は、現在まで発症原因がはっきりと解明されておらず、ストレスとアトピー悪化のメカニズムもはっきりとわかっていないのが現実です。

ストレスを排除する生活をすべき?

医師の中には「ストレスはアトピーの悪化原因である」としてあらゆる精神的な負担を取り除くべきだと指導することもあり、場合によっては学校や仕事を辞めるように促す医師もいるようです。

ただし、よほどのことがない限りアトピーのために人生を大きく変えるような決断は間違っていますし、ストレスと考えられるものを排除したからといって症状が改善するともいえません。

また、アトピーのためにストレスを軽減した生活をしていれば、社会復帰が難しくなることも考えられます。日常生活をアトピー治療中心の生活にすると、症状のことばかり気にするようになって精神的な負担になり、かえって症状が悪化するように思えます。