【アトピー治療】ステロイド外用薬の種類一覧

アトピー性皮膚炎の標準的な治療法はステロイド外用薬が中心です。

ステロイド外用薬には30以上の種類があり、強さや効果によって「ストロンゲスト(最強)」「ベリーストロング(非常に強い)」「ストロング(強い)」「ミディアム(普通)」「ウィーク(弱い)」の5段階に分類されます。

ステロイド外用薬の種類と強度

ステロイド外用薬は効果や強度の違いにより5段階に分類され、薬剤名では以下のものがあります。

I群、ストロンゲスト(最強クラス)

  • 0.05%プロピオン酸クロベタゾール(商品名:デルモベート、ソルベガ)
  • 0.05%酢酸ジフロラゾン(商品名:ジフラール、ダイアコート)

II群、ベリーストロング(非常に強いレベル)

  • 0.1%プロピオン酸デキサメタゾン(商品名:メサデルム)
  • 0.1%フランカルボン酸モメタゾン(商品名:フルメタ)
  • 0.05%酪酸プロピオン酸ベタメタゾン(商品名:アンテベート)
  • 0.05%フルオニシド(商品名:トプシム)
  • 0.05%ジフルプレドナード(商品名:マイザー)
  • 0.1%吉草酸ジフルコルトロン(商品名:テクスメテン、ネリゾナ)
  • 0.064%ジプロピオン酸ベタメタゾン(商品名:リンデロンDP)
  • 0.1%アムシノニド(商品名:ビスダーム)

III群、ストロング(強いレベル)

  • 0.3%プロピオン酸デプロドン(商品名:エクラー)
  • 0.12%吉草酸デキサメタゾン(商品名:ボアラ、ザルックス)
  • 0.12%吉草酸ベタメタゾン(商品名:ベトネベート、リンデロンV)
  • 0.025%フルオシノロンアセトニド(商品名:フルコート)
  • 0.025%プロピオン酸ベクロムタゾン(商品名:プロパデルム)
  • 0.1%ハルシノニド(商品名:アドコルチン)

IV群、ミディアム(普通、中間レベル)

  • 0.1%トリアムシノロンアセトニド(商品名:レダコート、ケナコルトA)
  • 0.1%プロピオン酸アルクロメタゾン(商品名:アルメタ)
  • 0.05%酪酸クロベタゾン(商品名:キンダベート)
  • 0.1%酪酸ヒドロコルチゾン(商品名:ロコイド)
  • 0.3%吉草酸酢酸プレドニゾロン(商品名:リドメックス)
  • 0.02%ピパル酸フルメタゾン(商品名:ロコルテン)

V群、ウィーク(弱いレベル)

  • 0.5%プレドニゾロン(商品名:プレドニゾロン)
  • 1.0%酢酸ヒドロコルチゾン(商品名:コルテス)

日本では、ストロングレベル以下のものは一般に市販されていますが、ストロンゲスト、ベリーストロングレベルのステロイドは医師の処方箋がないと入手できません。また、ステロイド外用薬には軟膏を中心にクリーム、テープ、ローションなど様々なタイプがあります。

ステロイド外用剤使用のポイント

  • 炎症が起こると、適切な強さのステロイド外用薬で炎症をしずめます。
  • ステロイド外用薬を数日から数週間使用していると、しだいに皮膚がきれいになっていきます。
  • 皮膚がきれいになってくると、ステロイド剤の量や回数を減らし、保湿剤で皮膚を保護する治療に切りかえます
  • ステロイドには副作用があるため、患者側が適切な種類と使用期間を理解する必要があります。また、治療経過や使用した薬を記録しておく習慣をつけましょう。
  • 軟膏タイプからローションタイプなどに変更したりすることで効き目が異なることがよくあります。
  • 同じ強度クラスに属するステロイド剤でも種類によって効き目が異なる場合があります。