乾燥肌・アトピー性皮膚炎に効果的なビタミン一覧

アトピー性皮膚炎などの慢性的な症状をもつ人は、ビタミンやミネラルが不足しているというケースが多いといわれています。

アトピー性皮膚炎や乾燥肌をより早く改善するには、バランスの良い食事をとり、ビタミンやミネラルが不足しないようにする必要があります。

肌荒れ改善に重要なビタミン

ビタミンA

ビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保つ働きや、成長促進作用、抗酸化作用がある脂溶性ビタミンです。ビタミンAのかたちで動物性食品に含まれるレチノールと、体内でビタミンAに変わるβ-カロテン(ベータカロテン)があります。不足すると、肌がカサカサになって新陳代謝が乱れることがあります。

多く含まれる食品

ビタミンAは鶏、豚、牛などのレバーなどに多く含まれます。βーカロテンとしては人参やトマトなどの緑黄色野菜に多く含まれています。

1日の所要量

成人男性:600μg、成人女性:540μg

許容上限摂取量

成人:15000μg

レバーには多量のビタミンAが含まれるため、日常的に多くを摂取しないようにしましょう。体内でビタミンAに変換されるβーカロテンであれば必要な分だけビタミンAに変わるので過剰症の心配はありません。

ビタミンB2

ビタミンB2は補酵素として細胞の再生や成長に関与し、健康な皮膚や粘膜をつくる働きがある水溶性ビタミンです。また、過酸化脂質を分解して細胞が酸化されるのを防ぐ働きがあります。不足するとニキビ、肌荒れ、口内炎、口角炎などを起こすことがあります。

多く含まれる食品

ビタミンB2は肉や魚、卵や牛乳などに多く含まれています。

一日の所要量

成人男性:1.2mg、成人女性:1.0mg

許容上限摂取量

なし (過剰に摂取しても尿とともに排出されるため、過剰症の心配はありません)

ビタミンB6

ビタミンB6は補酵素としてタンパク質の代謝に深く関係する水溶性のビタミンで、皮膚を健康にして肌荒れを防ぐ役割があります。不足すると皮膚炎、口内炎、肌が脂っぽくなるなどの症状が起こります。

多く含まれる食品

ビタミンB6は肉や魚に多く含まれています。

一日の所要量

成人男性:1.6mg、成人女性:1.2mg、妊婦:1.7mg、授乳期:1.8mg

許容上限摂取量

成人:100mg

ナイアシン(ニコチン酸)

ナイアシンは、補酵素として糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関与する水溶性のビタミンです。ニコチン酸ともよばれます。不足するとペラグラという皮膚病を起こすことがあります。

多く含まれる食品

ナイアシンは肉や魚に多く含まれています。

一日の所要量

成人男性:16~17mg、成人女性:13mg

許容上限摂取量

成人:30mg (サプリメントなどで1日あたり100mg以上を長期間摂取し続けると皮膚が痒くなったりヒリヒリしたりすることがあります)。

葉酸

葉酸はビタミンB12と強力して赤血球を産生する働きや、たんぱく質とDNAの合成に関与する水溶性のビタミンです。不足すると、貧血を起こしたり、肌荒れや皮膚にシミができやすくなるなどの症状ができます。

多く含まれる食品

葉酸は、レバーやほうれん草などに多く含まれています。

一日の所要量

成人:200μg、妊婦:400μg、授乳期:280μg

許容上限摂取量

成人:1000μg

ビオチン

ビオチンは皮膚や髪の毛の健康に大切な水溶性のビタミンです。ビオチンが不足すると、皮膚炎、湿疹などの皮膚病や白髪になる、髪の毛が抜けるなどの症状がでることもあります。近年では、ビオチンが欠乏するとアトピー性皮膚炎など原因になる可能性があるといわれています。

多く含まれる食品

ビオチンは鶏、豚、牛などのレバーや卵に多く含まれています。

一日の所要量

成人:30μg

許容上限摂取量

なし (過剰に摂取しても尿とともに排出されるため、過剰症の心配はありません)

ビタミンC

ビタミンCは、コラーゲンの生成、抗酸化作用、メラニン色素の生成抑制など、美肌には欠かせない水溶性ビタミンです。肌においては皮膚や粘膜を強くし、免疫も強化します。不足すると肌にハリや弾力がなくなる、傷が治りにくくなる、肌がくすむ、などの症状が現れ、慢性的に不足すれば老化が進行することになります。

多く含まれる食品

ビタミンCは苺、みかん、レモン、キウイなどの果物に多く含まれています。

一日の所要量

成人:100mg、妊婦:110mg、授乳期:140mg

許容上限摂取量

成人:2000mgを目安。(多く摂取しても深刻な症状はありませんが、下痢や発疹などが出ることがあります)。