ヒアルロン酸と乾燥肌「アトピー」に効くヒアルロン酸の保湿効果とは?

肌が乾燥すると角質層が乱れてキメが荒くなり、肌荒れを起こすことがあります。乾燥からくる肌荒れを改善する保湿成分の一つに「ヒアルロン酸」があります。

ヒアルロン酸は水分保持能力に優れる成分で、もともとはヒトの体内にも存在する物質です。

ヒアルロン酸について

ヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸とは、水分保持能力やクッション性に優れる成分で、皮膚、関節、血管、眼球などに多く含まれます。皮膚においては真皮に多く存在し、皮膚のハリや弾力性を維持する働きを担います。

ヒアルロン酸は人にも存在する安全な物質で、アレルギーや肌トラブルの心安がないため、化粧品や医療品、食品などの幅広い分野に用いられています。美容整形においてはヒアルロン酸注入による皮膚のシワ・たるみ治療、隆鼻術などの美容法も広く認知されるようになっています。

ヒアルロン酸は、1グラムあたり6リットルもの水分保持能力があるといわれ、体内では皮膚をはじめとして水分が多い部位に存在します。

皮膚におけるヒアルロン酸の働き

真皮のヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、真皮内において網目状になったコラーゲンやエラスチンの隙間を満たし、ハリや弾力性を維持するクッションとしての役割があります。他にもヒアルロン酸は真皮内で栄養物の運搬や老廃物の排出を促す働きがあります。

表皮のヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、表皮においても重要な役割を担います。表皮には血管が通っていないのですが、その表皮内において栄養物や老廃物の運搬する役割を担う成分の一つがヒアルロン酸です。

ヒアルロン酸は加齢によって減少する

ヒアルロン酸は肌において線維芽細胞という細胞でつくられますが、年齢を重ねるごとに線維芽細胞の働きが低下し、ヒアルロン酸の合成力も少なくなっていきます。目安として20代と40~50代ではヒアルロン酸の生成力は半分ほどにまで低下するといわれています。

ヒアルロン酸を補うには?

ヒアルロン酸を高配合した化粧品を

ヒアルロン酸の欠点は、洗顔をするとほとんどが洗い流されてしまうことや、分解が早いことです。若い時期では洗顔後でもすぐに肌が潤いますが、加齢によって肌の潤い成分の生成力が低下していると回復に時間がかかります。そのため、肌の水分量を維持するためには日常的なスキンケアが必要になります。

近年では技術の進化によってヒアルロン酸が低コストで作られるようになり、ヒアルロン酸が配合される化粧品も低価格で購入できるようになっていますので、日常のスキンケアとして使ってみると肌の潤いが劇的にアップしているのが実感できると思います。

市販されている「ヒアルロン酸原液」も化粧品に混ぜて使用できますが、水分を抱え込む能力に優れるヒアルロン酸をたくさん入れすぎると、かえって肌の水分を奪ってしまうことがあるので注意が必要です。

線維芽細胞を活性化させる食品を摂取

ヒアルロン酸は、皮膚において線維芽細胞という細胞で作られています。そのため、線維芽細胞を活性化することでヒアルロン酸の生成力が増加します。

線維芽細胞を活性化させる成分は、牛スジや鳥の皮、軟骨などに多く含まれるコラーゲンや、コラーゲンの合成を促すビタミンCなどがあります。コラーゲンは一日あたり5~10グラムを目安に摂取すると効果があるとされています。ビタミンCは、ミカン、レモン、イチゴなどの果物類に多く含まれますが、サプリメントを利用するのも一つの方法です。

線維芽細胞はヒアルロン酸だけではなく、コラーゲンやエラスチンなどもつくりだします。(繊維芽細胞はコラーゲンを作る働きのほうが注目されているくらいです)。