砂糖(しょ糖)がアトピー性皮膚炎の悪化原因?

アトピー体質である人は、主に砂糖などに多く含まれる「ショ糖」の摂取を控えた方がよいといわれます。

アトピー患者がショ糖の摂取を制限すべきだという意見は広く認知されており、実際に多くの医師は患者に砂糖などの甘い食べ物の摂取制限を指導しています。

砂糖(ショ糖)摂取とアトピー性皮膚炎の悪化について

砂糖を制限すると症状が改善に向かう

アトピー患者に対して砂糖などに多く含まれるショ糖の摂取をやめる食事制限を行うと、実際に症状が軽快することが認められています。その理由ははっきりとはわかっていませんが、ショ糖を摂取することで血液中にミュータンス菌を中心とする菌が増殖して細菌叢が乱れ、その細菌がアトピー性皮膚炎を悪化させるのではないかと考えられています。

通常、ショ糖を多く摂取しても免疫が働いて細菌繁殖が抑えられますが、不規則な生活やストレス、睡眠不足などで体の抵抗力が落ちた時に砂糖などのショ糖が多く含まれる食品を摂取し、症状が悪化する傾向があるようです。

ショ糖を制限する方法は、アトピー性皮膚炎だけではなくその他の皮膚炎や細菌感染症の場合にも有効です。

砂糖を摂取すると免疫が落ちる?

砂糖は白血球の一種である好中球の働きを抑制することが確認されています。好中球は細菌・真菌などの異物に対して攻撃し、生体を細菌に侵されないように防御しています。実際に、砂糖の取りすぎによって感染症にかかりやすくなり、治りにくくなるといわれています。

ショ糖が多く含まれる食品は?

ショ糖は砂糖に多く含まれるため、砂糖を使った食材はできるだけ控えたほうがよさそうです。特に、甘いお菓子やジュースなどはたいていは砂糖が多く使用されているため、症状が悪化しているときは食べないようにしたほうが無難です。

ジュースの場合は、最近は砂糖ではなく甘味料を使って甘味をだしているジュースがあり、それなら大丈夫だと思います。また、原料が「果糖ぶどう糖液糖」などと表記されていれば、これはショ糖ではないため問題ありません。

ただし、極端な食事制限はかえってストレスになります。あまり神経質にならずに、お菓子やジュースを控えるだけで十分だと思います。